横断的でマクロな展開について
  
 
 ●他教科との横断的な扱い
  沖縄関係のことを、教科であつかっていただける場合もあります。
  社会では日本史、世界史、地理、政経、現代社会など。国語や英語は教材があれば。
  芸術では音楽や美術。家庭科では調理。体育でもエイサーとかダンスとかできるかもしれません。
  できればその学年で全員がやっている科目がのぞましいかもしれません。1時間でもとりあげていただけると生徒にはかなりちがう感触があると思います。
 
 ●だいたいのスケジュール
  マクロな展開の一例ですが、
  <1年>
  1年秋から2年夏までに沖縄研究の予定を組む。各班で調べ学習のテーマ決め。
  <2年>
  夏あたりにホールを使って映画を見せる。
  映画は「ガマ月桃の花」が定番だが、今の生徒には受けが悪いかもしれないので、
  「サトウキビ畑の唄」の方が、 生徒には受けが良いと思います。
  ホールでなくて、クラスで視聴覚とかでみても良い。
  秋、文化祭で沖縄の展示を行う。
  旅行のしおりに研究の内容を反映させる。
  修学旅行
  各班ごとにテーマに即して、調べ学習と発表
  旅行の内容もとりいれて文集や記録の作成

  だいたいこんな感じがもっとも意欲的な取り組みの例かと思います。

 
 ●地域や保護者の利用
  地域に沖縄料理店とかアンテナショップとかあったら、何かできないか相談してみる。
  保護者に沖縄出身の方がいたら、なにか面白い話ができたり、思いがけない資料があるかもしれません。
  私は伊江島に祖父がいる生徒がいて、伊江島村史を借りました。沖縄の各自治体史は沖縄戦については他では見られない詳しい記述があります。
 
 ●他校との交歓
  沖縄の高校と部活動とか生徒会とかで1日だけですが交流したこともあります。なかなか時間は厳しいのですが、十分に準備すれば可能かと思います。
 
 ●音楽家
  近隣に沖縄音楽を演奏してくれる方はいませんか。私は横浜ですが「新庄達志」さんという地元の方を呼んで、三線をつかって、沖縄ミュージックを演奏していただきました。
 
●文化祭やパンフの考え方
  沖縄研究>文化祭の展示>パンフへの転用

  という感じで、最初に事前学習の資料ができていれば、それを順次縮小していけば、文化祭の展示やパンフへの掲載にうまく使えます。

  まったく吟味してませんが、私が文化祭やパンフに掲載して内容を圧縮しておいておきます。
  沖縄研究の部分や基礎資料の内容を短くしたものです。

  こちら

 
   
   はじめに
  教員向け誰がやってもぶれない沖縄指導のポイント
  沖縄研究(総合やLHRでの展開例)
  横断的な展開案
  参考文献など

  ひとりごと

 
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