ひとりごと まったく自由に書いてます。  
●修学旅行に飛行機が使えるようになったのは90年代半ばだったと思います。そのときに在籍していた学 校はいち早く沖縄の修学旅行を企画しました。せっかかくの知らない場所なので自分の知識は増やしておこうと思いました。その中で沖縄戦や 琉球の歴史を知り、あまりに自分が無知であったことに気が付きました。住民の1/4を犠牲にした沖縄戦、関ケ原の戦い後の薩摩の琉球侵攻、 ぺリーが琉球に浦賀の前に来ていたこと、明治になってからの沖縄県の負担、戦後の基地にまつわる闘争など、沖縄県人にはあたりまえのことで しょうが、ほとんどのヤマトンチュー(沖縄県外の人)には知らないことばかりだと思います。
その点について、沖縄県外の方も沖縄県内の方も自覚しないといけない。私たち県外のものも、広島長崎福島と並べて沖縄の「問題」を自覚しな いといけないし、県内の方にも県外ではほとんど沖縄の知識がないんだ、ということを頭に入れておいて欲しいと思います。米軍基地の問題も 「全国の人もかんがえて欲しい」と沖縄の方は思うでしょうが、その前にそもそも知識が欠けているのだと思います。
歴史は繰り返します。歴史に学ばなくてはいけません。
 
●ちょっと調べただけですので、軽率なことは言いませんが、下記は都道府県別ランキング の中で沖縄のランキング

年収のランキング         45位
離婚率               1位
再婚率               1位
初婚の平均年齢         男 29.9才(低い方から10位)
初婚の平均年齢         女 28.3才(同4位)
片親家庭の率           1位
死因の中で自殺の占める率  18位
死因の中で自殺の占める率(男) 9位
死因の中で自殺の占める率(女) 46位

なにかとても考えさせられるランキングです。
 
 ●基地の使用料と不動産価値、南西諸島の自衛隊
沖縄では、米軍基地は不動産仲介業者を通してごく普通に売買されており、「軍用地投資」として一般的に知られている。沖縄の軍用 地投資は、軍用地の地主となり、国にその土地を貸し出すという形をとり、国から「借地料」をもらうというものです。米軍基地が不動産価 値を持って売買されています。

こちらに与那国島の自衛隊基地についての経緯が書かれています。なかなか興味深い内容です。
https://www.psaj.org/2018/10/09/%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%81%A8%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A-%E9%9B%A2%E5%B3%B6%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%81%AE-%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E5%95%8F%E9%A1%8C/
 
●2018年の春
2018年の春に沖縄に行きました。修学旅行ではありません。いままでなかなか行けなかったところを中心にいくのが目標でしたので、斎場御嶽(せーふぁうたき)、ひんぷんガジュマル
古宇利島、美ら海水族館に行きました。ずいぶん道路も整理されてきたなあとあらためて思いました。ひんぷんのある家や門のシーサーとか屋根の水タンクとかかなり減ってきたと思いました。やはりジンベイザメはすごいです。エサやりの時間にあわせて待つのは無駄ではありません。
陶芸の窯も見に行きましたが、ちょっとあと一歩焼き物に新しい感覚が欲しいかなと思いました。
 
●観光としての沖縄
沖縄にいくようになってから、もう25年近くになるかと思います。何回行ったかわかりませんが、7回くらいになるのではないかと思 います。自宅の近県を除けば極めて異例な数かと思います。
国際通りも米軍の軍用品を売っているような店はなくなり、こぎれいな観光客目当ての店ばかりになりました。公設市場もどうも観光客相手に変わったようです。
過去を懐かしむ一面の寂しさはあるけれども、「観光の沖縄」としての方向として、当然のひとつの方向かと思います。
観光としての魅力を磨けば、いくらでも発展する余地が沖縄にはあると思います。

私は渡嘉敷島と伊江島しか知りませんが、離島のあの止まったような時間の流れも多くの方に味わってもらいたい。「まったく車のこないような交差点に信号があって小学生に信号を経験させるため」「この辺では事件はおきないから、家に鍵をかけない家も多い」なんて良いじゃないですか。

で、県外者の勝手な観光への提言ですが

☆ゆいレールが混まないようにして欲しい。修学旅行の時期にだいたい決まった時間ですが、ゆいレールが混んで乗れないときがある。延伸や両数をふやす計画もあるようですが、このあたり要望しておきたい。
☆かりゆしウェア、琉球ガラス、変わった果物とかもっと売れるように思います。なかなか売っている場所が限られているように感じてしまいます。中高生が買うものと大人が買うものは、少し違います。かりゆしウェアや琉球ガラスには品のよいセンス、果物は帰りに持ち帰りやすさがポイントかと思います。
☆ひめゆり祈念館で体験者のビデオ撮影が不可でした。体験者の生の声が聴けなくなるならビデオでも良いから私は見たいです。
☆平和ガイドの皆さん 修学旅行生のガイドありがとうございます。いろいろの高校生がいます。それぞれの高校生にあったガイドを今後もよろしくお願いします。
☆沖縄の方の親切があだというか、混乱したり当惑したりするときが時々あります。過去の例ですが
  マリン体験で班分けしてもまったく当日違う班になってしまう。ウェアのサイズ調べとか視力検査とかまったく無駄になる。
  マリンの場所や時間が変わったらなるべく早く教えて欲しい。
  民宿には最近の高校生が不安を覚えない程度の清潔さと安全確保を
 
   はじめに
  教員向け誰がやってもぶれない沖縄指導のポイント
  沖縄研究(総合やLHRでの展開例)
  横断的な展開案
  参考文献など
  石井のひとりごと このぺーじ
 
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